ビジネスシーンに合うネクタイの選び方 !色や柄、マナーを紹介

「ビジネス用のネクタイってどうやって選べばいいの?」

「ビジネススーツに合わせるネクタイのマナーも知りたい」

「取引先の方と会うときに失礼に当たらないネクタイの選び方を教えて」

このように悩んでいる方も多いでしょう。

ビジネススーツを着慣れていない方は、ネクタイをどのように選んでいいかも分からなくて迷ってしまいがちです。

目上の方に、マナーがわかっていないヤツだと思われるのも怖いですよね。

当記事では、ビジネスシーンにふさわしいネクタイの選び方を詳しく紹介します。

図解_ネクタイの選び方

【ビジネスシーン別】ネクタイの色の選び方

【ビジネスシーン別】ネクタイの色の選び方

まずはシチュエーション別におすすめなネクタイの色の選び方を紹介します。

  • 大切な商談や契約の際は誠実さを表すブルー系
  • プレゼンテーションするなら情熱を表す赤系
  • オフィスから出ない日は柔らかい印象になるピンク系
  • 飲み会がある日は話しやすい印象の黄色系
  • 接待がある日は安心感を演出できる茶系

それぞれ説明していきます。

 

大切な商談や契約の際は誠実さを表すブルー系

大切な商談や契約をする予定があるときは、誠実さを表すブルー系のネクタイをつけていきましょう。

さわやかで信頼感が出るブルーのネクタイなら、お客様に好印象を持ってもらえます。

ブルー系なら濃いめの青でも水色でもどちらでも構いません。

取引先の方と大事な話をするときはブルー系を選ぶ、と覚えておきましょう。

 

プレゼンテーションするなら情熱を表す赤系

プレゼンテーションをする日は、情熱を表す赤系を選ぶといいでしょう。

プレゼンテーションにかける気合や思いが伝わり、高評価を受けやすくなります。
他にもオレンジなら赤と同じように気合が伝わりやすくなりますが、ピンクは印象が違ってくるので赤系のくくりには該当しません。

赤やエンジなど、気合いの伝わる色を選びましょう。

 

オフィスから出ない日は柔らかい印象になるピンク系

1日内勤の日は、同僚に親しみを覚えてもらいやすいピンク系を選びましょう。

自分はピンク色が似合わないと思い込んでいる方も、挑戦してみたら案外使いやすいと感じることがあります。

ピンクを取り入れたことがない方にこそ、選んでみてほしい色です。

 

飲み会がある日は話しやすい印象の黄色系

社内の方や友達と飲み会がある日は、話しやすい印象になる黄色系を選びましょう。

ポップな印象になる黄色のネクタイなら、明るく振る舞うのが苦手な方でも、明るく柔らかい印象を作れます。

まわりの人に親しみやすいと思ってほしいときは、黄色系のネクタイを選びましょう。

 

接待がある日は安心感を演出できる茶系

取引先との接待がある日は、安心感を演出できる茶系のネクタイを選びましょう。

茶系のネクタイなら誰からも嫌悪感を抱かれず、どっしりした安心感を演出できます。

シックで温かみのある茶色いネクタイで、取引先からの信頼を勝ち取りましょう。

 

【季節別】ネクタイの色の選び方

【季節別】ネクタイの色の選び方

季節感に合わせてネクタイの色を選ぶのもおしゃれです。

季節ごとにおすすめしたい色は以下のとおりです。

  • 春:ピンクや黄などで温かみを表現
  • 夏:赤やオレンジで情熱を表す
  • 秋:街の木の色に合わせて茶色やエンジを選ぶ
  • 冬:青やグレーで落ち着きをプラス

1つずつ詳しく見ていきましょう。

 

春はピンクや黄などで温かみを表現

春はピンクや黄色のネクタイで温かみを表現しましょう。

冬が終わって外の気温が上がり、気持ちが和らぐ季節にぴったりな色です。

春に咲き始める花や、穏やかな陽気を表す色なので、まさに季節にあった選択と言えるでしょう。

 

夏は赤やオレンジで情熱を表す

夏は情熱を表す赤やオレンジを選びましょう。

真夏の太陽を表すかのような華やかな色は、気温の高い季節にぴったりです。

夏の日差しに負けないよう、ネクタイから気合を入れていきましょう。

 

秋は街の木の色に合わせて茶色やエンジを選ぶ

秋は街の木の色に合わせて茶色やエンジを選ぶと風流な感じになります。

夏が終わって落ち着きたいときに、安心感のある茶色やエンジはぴったりです。

秋は深みのある色を選びましょう。

 

冬は青やグレーで落ち着きをプラス

気温も落ち着いてくる冬には、青やグレーのネクタイがおすすめです。

街の雰囲気に合わせてネクタイの色も落ち着かせると、季節感に合わせられる人という感じが出せます。

クールな色合いで季節感を出していきましょう。

 

ビジネスシーンで使いやすいネクタイの柄

ビジネスシーンで使いやすいネクタイの柄

色の次はビジネスシーンで使いやすいネクタイの柄を紹介していきます。

  • 合わせやすいソリッド(無地)
  • 定番のストライプ
  • エレガントなドット
  • 適度なアクセントになる小紋
  • おしゃれで華やかなペイズリー

詳しく見ていきましょう。

 

合わせやすいソリッド(無地)

ソリッドはどんなスーツにもシーンにも合わせやすいです。

無地なら「この柄はこのシーンにふさわしいかな…」と悩むこともありません。

ただ、少々地味な印象になりがちな点だけは注意しましょう。

 

定番のストライプ(レジメンタル)

定番のストライプはどんなビジネスシーンでも取り入れられます。

ソリッドでは味気ないと感じる方は、ストライプのネクタイを選びましょう。

デメリットは、定番すぎてみんなと同じ印象になり、少々無個性な感じがしてしまうことです。

 

エレガントなドット

ドットもビジネスシーンでよく使われる柄です。

小さなドットはエレガントな印象になるので、落ち着きを表したいときに選ぶといいでしょう。

ソリッドに少し柄が入った程度なので、派手すぎず地味すぎずいいバランスの柄です。

ただ、ストライプと同じくらい定番の柄なので、面白みにかけると感じる方もいます。

 

適度なアクセントになる小紋

小紋はもともと着物の柄で、花柄から幾何学模様まで様々な柄があります。

かっちりしたビジネススーツに適度なアクセントを加えられる点が人気です。

ドットでは物足りないと感じる方は小紋のネクタイがおすすめです。

 

おしゃれで華やかなペイズリー

おしゃれで華やかなペイズリー柄のネクタイも、ビジネスシーンでよく使われます。

独特の柄に抵抗感を感じる方もいるようですが、小さな模様のペイズリーを選べば、さりげないおしゃれになります。

無個性で華やぎがなくなりがちなビジネススーツに、少しでもおしゃれさをプラスしたい方はペイズリー柄を選んでみましょう。

 

ビジネスシーンによって適切なネクタイの柄の大きさが変わる

ビジネスシーンによって適切なネクタイの柄の大きさが変わる

ビジネスの場では、場面によって適切なネクタイの柄の大きさが変わってきます。

迷ったら小さめの柄を選ぶと覚えておきましょう。

以下で具体的に説明します。

 

取引先の方と会う日は無地もしくは小さめの柄

取引先の方と会う日は、無地、もしくは小さめの柄を選びましょう。

大きな柄だとカジュアルな印象になり、マナーに厳しい方には「TPOがわからない人だ」と思われる危険性があります。

特に、金融系などの真面目な方が多い業界の方が相手のときは、派手なネクタイを選ぶと印象が悪くなってしまう可能性があります。

大事な取引先の方と会うときは、無難なネクタイを選びましょう。

 

カジュアルな印象にしたい日は大きめの柄

友人と飲む日や、デートの予定がある日は、大きめの柄を選んでもいいでしょう。

ビジネススーツにあえておしゃれなネクタイを合わせれば、話のネタにもなります。

特に女性はおしゃれに敏感な人が多いので「かわいい!」と言われるネクタイをつけていれば、それだけで好印象になります。

仕事の後に楽しい予定が入っている日は、いつもより遊び心のあるネクタイを選ぶといいでしょう。

 

ビジネスマナーに沿ったネクタイの選び方

ビジネスマナーに沿ったネクタイの選び方

ビジネス用のネクタイを選ぶときは、ビジネスマナーも知っておきましょう。

抑えておきたいマナーは以下のとおりです。

  • 冠婚葬祭で使用する黒・白はNG
  • ネクタイの太さはジャケットの下襟と同じ太さに
  • 謝罪のときはネイビー一択

それぞれ説明します。

 

冠婚葬祭で使用する黒・白はNG

ビジネスシーンに黒や白のネクタイはNGです。

黒はお葬式用、白は結婚式で使うネクタイです。

仕事のときに真っ黒、もしくは真っ白なネクタイをしていると、マナーを知らない人だと思われて怪訝な顔をされるでしょう。

白いネクタイに柄が入っているものなら許容範囲内ですが、仕事場に白や黒のネクタイをしてくる人はあまりいない印象です。

マナーを意識するなら、黒・白は避けましょう。

 

ネクタイの太さはジャケットの下襟と同じ太さに

ネクタイの太さはジャケットの下襟と同じ太さにするのが基本です。

具体的なネクタイの幅の目安は次のとおりです。

  • 下襟の幅が細い場合:7〜8cm
  • それ以外の太さの場合:8.5〜9cm

定規で測ってまで厳密に揃える必要はありませんが、だいたい同じくらいに揃えたほうがバランスが悪いと思われずに済むでしょう。

 

謝罪のときはネイビー一択

謝罪のときはソリッドのネイビー一択です。

スーツの色と同じネイビーなら、地味で無難な色なので謝罪相手の気持ちを逆撫でする心配がありません。

以前、謝罪会見でオレンジ色のネクタイをしていた方が「あのネクタイは何だ、本当は謝る気持ちなんてないんじゃないのか」と叩かれたことがありました。

たかがネクタイ、と思わずに謝罪の気持ちが伝わるものを選びましょう。

 

おしゃれな着こなしが許される職場ならニットタイもおすすめ

おしゃれな着こなしが許される職場ならニットタイもおすすめ

おしゃれな着こなしが許される職場なら、ニットタイもおすすめです。

ニットタイは立体感があって目立つので、まわりの人と差がつきます。

おしゃれがわかっている人という印象にもなり、女性からも注目されるでしょう。

いつもの無難なネクタイに飽きて個性的なネクタイを探している方は、ニットタイを検討してみましょう。

なお、以下のページでイタリア製シルクニットタイを販売しています。

イタリア人のダンディな着こなしに近づきたい方は是非チェックしてみてください。

シルクニットタイでスーツをおしゃれに着こなしてみる

 

ネクタイだけでなくビジネスではスーツの選び方が重要

ネクタイだけでなくビジネスではスーツの選び方が重要

ここまでネクタイの選び方を解説してきましたが、ネクタイだけでなくビジネスではスーツの選び方が重要です。

スーツが重要な理由を、以下のとおり説明します。

  • 身体にぴったりなスーツなら仕事を任せられる印象に
  • 身体に合わないスーツは信頼感を損なう恐れも

詳しく見ていきましょう。

 

身体にぴったりなスーツなら仕事を任せられる印象に

身体にぴったりなスーツなら、仕事を任せられる頼もしい印象になります。

身体にぴったりというのは、ただサイズ感があっているだけではありません。

スーツを着たときに動きやすく、あなたの体型を最大限活かしてかっこよさを引き出す、そんなスーツです。

あなたの身体に合ったスーツを着れば、いつもより大人びてかっこいい人に見える効果があるのです。

本当に自分にぴったりなスーツが1着欲しいなら、オーダーで仕立ててみましょう。

オーダーというと値段が高そうな印象がありますが、テイラーブルーならフルオーダーより安く仕立てられます。

気になる方は次のページを見てみましょう。

身体にぴったりなスーツを安く仕立てられる理由を知る

 

身体に合わないスーツは信頼感を損なう恐れも

身体に合わないスーツは信頼感を損なう恐れもあるので要注意です。

ブカブカだったりピチピチだったりすると、成長期の中学生のようで格好悪い印象になってしまいます。

また、自分の身体や特徴を把握しておらず、自己管理ができない人に見える可能性もあります。

そんな大袈裟な、と思うかもしれませんが、スーツの着こなし1つでまわりの人からの見え方が変わり、対応も違ってくることがあるのです。

本当かどうか気になる方は、魅力を最大限に引き出すオーダースーツと安いスーツを用意して比べてみてください。

 

ビジネス用のネクタイの選び方まとめ

ビジネス用のネクタイの選び方まとめ

今回は、ビジネス用のネクタイの選び方を詳しく解説しました。

謝罪のような大事な場面ほど、ネクタイ等の小物までしっかり見られます。

ネクタイの色や柄で大きく印象が変わるので、よく考えた上で選ぶようにしましょう。

いいネクタイを選んで、スーツにもこだわりたくなってきた方は、試しに1着オーダースーツを作ってみましょう。

フルオーダーは1着15万円以上しますが、テイラーブルーで作れば3分の1の値段であなたにあったスーツを仕立てられます。

プロが採寸して仕立てたスーツは、吊るし売りのスーツとは全く違う魅力を引き出してくれるので、気になる方は足を運んでみてください。

テイラーブルーでスーツを仕立てる